大切な家族をなくして悲しんでいるすべての人へ
虹 の 橋
天国の一歩手前に、『虹の橋』と呼ばれる場所がある
地上にいるだれかと親しくしていた動物は、死ぬとその『虹の橋』へ行く
そこには、草地や丘がひろがっていて、動物たちはいっしょになって走ったり遊んだりすることができる
たっぷりの食べ物と水、そして日の光に恵まれ、彼らは暖かく、快適に過ごしている
病気にかかっていたリ歳をとったりしていた動物たちは、ここに来て健康と活力を取り戻し、
傷ついたり不具になったりした動物たちも、もとどおりの丈夫な体を取り戻す
過ぎ去りし日の夢の中でのように
動物たちは幸せに暮らしているけれど、ひとつだけ不満がある
それぞれにとって特別なだれかが、あとに残してきただれかがいないのを寂しく感じているのだ
動物たちはいっしょに遊んで時を過ごしている
しかし、ついにある日、そのうちの一匹が足を止めて遠くに目を向ける
目はきらきらと輝き、体はたまりかねたように小刻みに震えはじめる
突然、彼(女)はみんなから離れて、緑の草地を跳ぶように走っていく
あなたを見つけたのだ
とうとう出会えたあなたたちは、抱き合って再会を喜びあう。もはや二度と別れることはない
喜びのキスがあなたの顔に降りそそぎ、あなたの両手は愛する友の頭と体をふたたび愛撫する
そして、あなたは信頼にあふれたその瞳をもう一度のぞきこむ
あなたの人生から長いあいだ姿を消していたが、心からは一日たりとも消えたことがないその瞳を
それから、あなたたちはいっしょに『虹の橋』を渡るのだ
2010 - present
2010 - present
千の風
Do not stand at my grave and weep
わたしのお墓の前で涙を流したりしないで
I am not there I do not sleep.
わたしはそこにはいないの わたしはそこには眠ってないの
I am a thousand winds that blow
わたしは吹き抜ける千の風
I am the diamond glints on snow.
わたしはダイヤモンドのように雪にはねる輝き
I am the sunlights on ripened grain
わたしは熟れた麦の穂に射す太陽の光
I am the gentle autumn's rain.
わたしは優しい秋の雨
When you awake in the morning hush
あなたが静かに目覚める朝
I am the swift uplifting rush of quiet birds in circled flight.
わたしはあざやかに吹き上げる風に乗って静かに空を舞う小鳥
I am the soft star that shines at night.
わたしは夜を照らす優しい星
Do not stand at my grave and cry.
わたしのお墓の前で泣いたりしないで
I am not there I did not die.
わたしはそこにはいないの わたしは死んだりなんかしていないんだから
Author Unknown 作者不詳
訳・Lueさん